「日本観光振興デジタルプラットフォーム」構築事業
日本観光振興デジタルプラットフォーム推進コンソーシアム
「日本観光振興デジタルプラットフォーム」構築事業
日本観光振興協会が運営する「全国観光情報データベース」の改善・再構築、情報発信Webサイト「全国観るなび」の刷新により、全国各地域の観光情報を効率的かつ効果的に管理・運用します。
システムの仕様統一及びデータの流通拡大を図り、将来的にはデータに基づく地域の観光戦略立案を推し進めるために、観光マーケティングデータ整備を行います。
これらを通じて地域の効率的なデータ戦略を通じた地域活性化・持続可能な経済社会を支援します。
課題
日本観光振興協会では、「全国観光情報データベース」とWebサイト「全国観るなび」(約12万件の地域観光情報を保有)を中心に、地域の観光情報を集約し、観光関連事業者や観光客への効果的な発信・提供による地域観光の活性化を目指してシステム運営を実施しています。
しかし、観光情報を登録・更新するデータ仕様やフォーマットが統一されていないため、データの更新作業を行う各地域の担当者の負担が多い状況にあります。
また、「全国観るなび」は全国の観光情報を掲載するWebサイトですが、新規アクセス・滞在率が低く、UI/UXの改善が必要という課題があります。
取組内容
本事業では、これらの課題を解決するために、異なるデータベースを一元化することで新たな全国観光情報データベースを構築し、自治体職員が更新時に入力する項目を大幅に削減させる等事務処理の軽減を図りました。また、全国観光情報データベースを利用する観光事業者に対してもAPIを整備し、データベースへの接続を簡素化する環境を整備しました。さらに「全国観るなび」を「JAPAN47GO」へ刷新し、日本全国の観光資源や魅力を発信するサイトとしてリニューアルしました。
事業の成果
全国観光情報の仕様の統一化・整備
データベースへのニーズ調査、先進事例の調査等に基づき方向性を検討したうえで、データベースのデータ仕様及びフォーマットの統一化を実施しました。全国観光情報の観光事業者向け利用仕様・環境の整備
データ利用APIの仕様を検討・構築し、データ利用API導入数について事業目標としていた3サービスを達成しました。※データ利用API導入サービス
・Webサイト「JAPAN 47 GO」(運営:公益社団法人日本観光振興協会)
・観光アプリ「Japan 2 Go」(運営:ソフトバンク株式会社)
・Webサイト「観光予報プラットフォーム」(運営:観光予報プラットフォーム推進協議会)
全国観光情報の自治体向け登録、更新仕様・環境の整備
データ登録、更新の仕組みの簡素化及びAPIの仕様について検討・整備し、サイトのリニューアルを通じ全国観光情報データベース利用者の利便性を向上させました。今後目指す姿
観光資源データベースの高付加価値化
観光資源情報を充実させることで、情報を効率的に管理・流通させる環境を整備し、データベースの価値を高めます。情報流通先拡大による直販強化と商品流通強化
「全国観光データベース」のデータを利用する事業者パートナーの拡大に加えて、地域に対して観光コンテンツを販売できる機能を追加し、稼げる地域の創出を目指します。蓄積データを活用した観光地経営の高度化
「全国観光データベース」に加えて、観光統計等のオープンデータから有償のデータを取り入れられる全国観光データマネジメントプラットフォームを通じた全国的なデータ活用の支援を行います。コミュニティへの登録で詳細な事業報告書や
成果報告書をご覧いただけます。会員登録・閲覧は無料、
所要時間1分程度で完了します。