










MESSAGE
デジタルとアナログの
融合で、旅を、地域を、 あたらしく
デジタル技術を活用することで、旅という非日常の心躍る体験の魅力をこれまで以上に高めるとともに、旅行者のデータに基づいた持続可能な観光地経営等が可能となります。観光庁では、このようなDXの推進を通じて、旅行者の利便性向上、観光地経営の高度化等を図るため、「観光DX推進プロジェクト」を実施しており、今年度は14の実証事業を行っています。


CASE STUDY
各事業者による観光DXの
取組をご紹介実証地域の取組を紹介します。移動・宿泊・購買等のデータを分析し、
旅行者の利便性向上や観光地経営の高度化に向けた取組が進められています。INTERVIEW
デジタル技術を活用して、
観光産業に新たな価値を。 観光庁がいま観光DXに 取り組む理由観光庁 観光地域振興部 観光資源課
新コンテンツ開発推進室 室長
佐藤 司
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NEWS RELEASE
ニュースリリース

観光庁「観光DX」成果報告会”Next Tourism Summit 2023” 発表資料を掲載しました

観光庁「観光DX」成果報告会連動企画ウェビナー”Next Tourism Webinar”開催のお知らせ

【更新情報】”Next Tourism Summit 2023” トークセッション(2)登壇者情報を追加しました
那須地域サイクリングDX
推進コンソーシアム
Fan Marketing
那須サイクリングWebプラットフォームを構築し、サイクリングを通して那須を楽しむための情報サービス等を展開する自走可能なファンマーケティングを実施。サイクリストの来訪増加、再訪率向上により消費額を増大させ、地域にとって持続可能な収益モデルとして確立させることを目指します。
課題
那須エリアは、滞在型のサイクリングフィールドとしての大きなポテンシャルがありますが、サイクリング事業者と宿泊や飲食等の周辺施設との連携が、個々の事業者間でのみ行われており、地域全体として、サイクリングを観光誘客と結びつける取組が行われていないという課題があります。
REPORT
NEWS RELEASE
下呂未来創造プロジェクト
Travel App
情報発信や経路検索の機能を一元化した乗換案内アプリによる広域集客と周遊促進、「ヒト・モノ・カネ」の循環の可視化のためにWi-Fiパケットセンサによる市内全域の人流データ解析、経済波及効果の見える化、宿泊データ分析システムの拡充を実施することで、観光地の魅力度向上や消費拡大を図り安定した地域経営を目指します。
課題
下呂市では、日本三名泉「下呂温泉」を中心に観光地域づくりを推進していますが、市内全域に点在する観光資源の認知度は低いために下呂市内への広域誘客が進まず、観光消費額の確保による安定した地域経営基盤の確立が困難な状況にあるという課題があります。
REPORT
NEWS RELEASE
ニセコエリアスマートリゾート
推進コンソーシアム
Real-Time Area Map
「旅マエ」「旅ナカ」「旅アト」の各シーンにおいて、地域の観光関連施設の稼働状況をリアルタイムで観光客に提供する仕組みを構築し、観光客の満足度向上、地域内消費の拡大を図ります。また、稼働状況を見える化することにより、行政・DMO・関連事業者が連携して、需要変動に応じた戦略的な取組を検討・実行が可能な仕組みづくりを行います。
課題
世界的に魅力のある国際観光リゾート地としてインバウンド需要も高いニセコエリアですが、観光施設やアクティビティ施設の観光情報がバラバラで利便性が低い、季節労働者が多くサービス品質が安定しない等、サービス水準の向上に課題があります。
REPORT
NEWS RELEASE
福井県観光DX
推進コンソーシアム
Open Data Platform
日本最大級のオープンファクトリーイベント「RENEW」等の機会を活用してデータの収集を行い、様々な動態・消費(クーポン)・SNS等のデータをオープンデータを目指すDMPに集約し、福井県の観光の実態把握を行います。これらのデータを活用して、新たな観光地開発を行い「稼ぐ観光」を実現します。
課題
全国的に観光実態データが乏しく、観光施策立案や商品開発は経験と勘に頼っており効果や結果が可視化されていない現状があります。福井エリアにおいても、データを活用し、今までにない気づきや商品の企画開発を行うことにより、新たな観光地開発や既存観光地の磨き上げをを行い、どのように「稼ぐ観光」を実現していくかという課題があります。
REPORT
NEWS RELEASE
三重県観光DX
推進コンソーシアム
Loyalty Program
宿泊・体験予約情報や購買データをCRMで一元管理する仕組みを構築し、顧客セグメンテーションを行い、「ロイヤルゲスト※」を設定しロイヤリティを高めるためのマーケティング施策を実施。地域経済の活性化を促すとともに、地域住民の誇りの醸成を図り、地域住民が豊かに住み続けられる持続可能な観光地づくりを目指します。
※ロイヤルゲスト:地域のあり方に共感、愛着を感じていただけるゲスト
課題
三重エリアは、美しい自然、豊かな歴史・文化、ブランド力のある食材等、豊富な観光資源があるものの、大切にすべき何度も訪れてくれるリピート客を把握できておらず、持続可能な観光地づくりに必要なデータが不足していることに加え、データに基づく観光地経営ができていません。また、観光客を囲い込むための観光施策が明確にできていない課題があります。
REPORT
観光音声メタバース
コンソーシアム
Sound Metaverse
観光音声メタバースコンソーシアムでは、ソニーが開発した音声ARアプリ「Locatone™(ロケトーン)」を活用し、リアル(風景)とデジタル(音声情報)の融合による、新たな旅感覚の創造を目指し、旅行者がどこでも自分の言語で観光できるようにし、看板などの表示がなくても地域を回れて楽しめる世界をつくります。音声ARで活用する音声ガイドデータはUGC(ユーザー生成コンテンツ)化し、様々なデータとつなぎ合わせ、消費額や来訪回数に合わせた音声ガイドの提供や趣味嗜好に合わせた周遊・消費の促進等を目指します。
課題
暮らすように旅するノマド層(日本の若者やインバウンド)には、その地域のストーリーを知りたいというニーズがあるものの、地域側が顧客ニーズを把握していないため、ターゲット設定等が思い込みでプロダクトアウトになり、ミスマッチが起きるという課題があります。また、地域のガイドがツアー等で案内をしようと思っても、シーズンのピークは対応しきれていない場合があります。
REPORT
スポーツイベントツーリズム
コンソーシアム
Sports Tourism
地域とサッカークラブが保有・発信する情報(観光・飲食・混雑等)を一元集約した情報発信基盤・アプリにて戦略的な情報発信等による回遊促進・消費促進・人流誘導等を図るとともに、取得した顧客属性やスタンプラリー機能を活用した行動履歴等を各地でデータ共有することにより、地域経済活性化に繋げる取組を行います。
課題
スポーツ興行は、定常的に人口流動をもたらすイベントであり、スタジアム来場客に対し地域周遊を促すことにより、地域の経済活性化に繋げることができると考えられますが、地域と連携した効果的な取組ができていないという課題があります。
REPORT
関門海峡港湾観光連絡協議会
Port Area Management
関門海峡エリアのマーケティング強化を目指し、訪問客の動態・消費等の分析を行うためWi-Fiセンサをエリア内に設置し収集・分析するとともに、観光客への情報発信を行う仕組みや旅ナカのチケットの販売等ができるプラットフォーム基盤を構築しエリアが稼ぐことのできる仕組みづくりを行います。
課題
魅力的な観光地である関門海峡エリアにおいて、行政が異なることからエリア一体となったデータの収集・分析が行えていないという課題があります。
REPORT
NEWS RELEASE
東北観光DMPを活用した
観光DX推進コンソーシアム
Data Management Platform
自治体や域内DMOが主体的に現状把握から課題設定、打ち手の検討、効果検証まで一連の流れの中で活用できる先進的なDMP(データマネジメントプラットフォーム)の構築を目指します。
東北域内の観光マーケティングデータを一元管理する「東北観光DMP」を活用した観光コンテンツ付き宿泊プランを造成・販売し、旅行者の動態変化を検証。
PDCAを回すことによって得られた事例を財産としてDMPに蓄積し、東北全体のノウハウを継続的に向上させる仕組みを構築します。
課題
東北は、魅力的な観光資源が各地に点在しているため、「エリア観光」「県横断観光」の需要が高い地域であるものの、観光目的の国内平均泊数は1.58泊と、全国平均(1.70泊・2019年実績)よりも低い状況であり、宿泊の動機付けとなり得る高付加価値なコンテンツ造成に向けての知見やノウハウが不足しているという課題があります。
REPORT
NEWS RELEASE
志賀高原観光DX
推進コンソーシアム
Online Booking Site
志賀高原観光協会公式Webサイトを基に、直販サイトの構築と観光情報プラットフォームの改善を図り、顧客・予約・消費のデータ分析・活用を行い、域内回遊や再来訪を促すCRM施策を実施し、スノーリゾートとしての価値設計・マーケティング改革と顧客基盤強化、夏季も含めたマウンテンリゾートとしてのブランドの形成を目指していきます。
課題
日本有数のスキーリゾート地としての地位を確立している志賀高原エリアですが、顧客情報を収集・利活用するための基盤がなく、データを分析して顧客に応じたCRM施策を打てないことや、直販サイトが整備されていないため、旅行代理店利用によるコストの増加といった課題があります。
REPORT
NEWS RELEASE
日本観光振興デジタルプラットフォーム
推進コンソーシアム
"Kanko" Database
日本観光振興協会が運営する「全国観光情報データベース」の改善・再構築、情報発信Webサイト「全国観るなび」の刷新により、全国各地域の観光情報を効率的かつ効果的に管理・運用します。
システムの仕様統一及びデータの流通拡大を図り、将来的にはデータに基づく地域の観光戦略立案を推し進めるために、観光マーケティングデータ整備を行います。
これらを通じて地域の効率的なデータ戦略を通じた地域活性化・持続可能な経済社会を支援します。
課題
日本観光振興協会では、「全国観光情報データベース」とWebサイト「全国観るなび」(約12万件の地域観光情報を保有)を中心に、地域の観光情報を集約し、観光関連事業者や観光客への効果的な発信・提供による地域観光の活性化を目指してシステム運営を実施しています。
しかし、観光情報を登録・更新するデータ仕様やフォーマットが統一されていないため、データの更新作業を行う各地域の担当者の負担が多い状況にあります。
また、「全国観るなび」は全国の観光情報を掲載するWebサイトですが、新規アクセス・滞在率が低く、UI/UXの改善が必要という課題があります。
REPORT
豊岡観光DX推進協議会
Property Management System
城崎温泉の宿泊施設においてPMS(プロパティマネジメントシステム)の統一化を進めるとともに、データを可視化するマーケティングシステム「豊岡観光DX基盤」を活用した滞在価値向上・周遊促進・リピート促進に向けた取組を行います。
課題
城崎温泉は、「共存共栄」の考えのもと、“まち全体が一つの温泉旅館”として主に関西地域より多くの観光客を迎え入れていますが、周辺の観光地に比べて観光消費額や平均宿泊日数が低いという現状があります。地域に共感し、愛着を抱き、何度も訪れ、長く滞在してもらう旅行形態の確立をどのように実現するかが課題です。
REPORT
NEWS RELEASE
大分インタラクティブ
観光DX事業コンソーシアム
Online Tour
オンラインツアーを活用した観光収益拡大モデルの実現を目指します。具体的には、テレビ番組との連携や参加型ライブ配信等を行い、大分地域に対する興味・関心を引き出し、独自のOTAサイトにより情報提供・旅行商品の提供等を行うことで大分地域への来訪を促し、リピートさせることで大分エリアへのファン拡大を図ります。
課題
全国的に知られる温泉地をいくつも擁する大分県ですが、若年層の観光客離れに加え昨今でのコロナ禍の影響もあり収益が減収し、大分エリアに対する興味・関心をどのように創出・拡大させていくかという課題があります。
REPORT
NEWS RELEASE
アースホッパー
コンソーシアム
Snow Resort e-ticket
スキー場のリフト券の発行やギアレンタルサービス等を受けられるサブスクリプションサービスであるデジタルプラットフォーム「アースホッパー」を活用し、スキー場への新規客の送客を行うとともに、スキー場及び周辺施設と連携し、ユーザーデータを用いたマーケティング施策や共同でオフシーズン時の商品造成を実施することで、誘客や消費の促進を目指します。
課題
スノーリゾートの課題は①知名度が高く交通の便の良いエリアに利用者が集中②冬季のみ利用者が集中③スキー場と周辺の宿泊・飲食・観光事業の連携不足があり、宿泊施設を中心とした関係者の労働生産性が低い状態にあります。