地域の、地域による、旅行者の為の、音声ARP/F事業
観光音声メタバースコンソーシアム
地域の、地域による、旅行者の為の、音声ARP/F事業
観光音声メタバースコンソーシアムでは、ソニーが開発した音声ARアプリ「Locatone™(ロケトーン)」を活用し、リアル(風景)とデジタル(音声情報)の融合による、新たな旅感覚の創造を目指し、旅行者がどこでも自分の言語で観光できるようにし、看板などの表示がなくても地域を回れて楽しめる世界をつくります。音声ARで活用する音声ガイドデータはUGC(ユーザー生成コンテンツ)化し、様々なデータとつなぎ合わせ、消費額や来訪回数に合わせた音声ガイドの提供や趣味嗜好に合わせた周遊・消費の促進等を目指します。
課題
暮らすように旅するノマド層(日本の若者やインバウンド)には、その地域のストーリーを知りたいというニーズがあるものの、地域側が顧客ニーズを把握していないため、ターゲット設定等が思い込みでプロダクトアウトになり、ミスマッチが起きるという課題があります。また、地域のガイドがツアー等で案内をしようと思っても、シーズンのピークは対応しきれていない場合があります。
取組内容
ソニーが開発した音声AR※アプリ「Locatone™(ロケトーン)」を活用し、地域の特徴を生かした音声ガイドコンテンツを制作・提供する取組を、4地域で行いました。また、音声ガイドコンテンツは、コンテンツ制作ツール「Locatone Studio」を用いてUGC(ユーザー生成コンテンツ)化し、地域事業者や学生等誰でも簡単にコンテンツ制作・編集ができるような仕組みを構築しました。
さらに、当該アプリの利用状況等からデータを分析することで、地域経済の循環及び外貨獲得の仕組みを構築し、地域活性化に寄与することを目指しました。
※音声AR:アプリで取得した“位置情報”と音楽をはじめとする“音声情報”とを組み合わせた拡張現実(AR)によって、音を聴きながら街をめぐることで、街の新しい魅力や楽しみ方を演出するソリューション。
事業の成果
課題が異なる各実証地域でのコンテンツ造成によるノウハウ獲得
各地域が抱える周遊性や滞在時間等に関する課題から、それぞれに適したターゲット選定・コンセプト設計を行った上で実証を行いました。効果検証・分析の結果、地域によっては短時間で完結するコンテンツが効果的であることなど、各地域に対して適したコンテンツ造成のノウハウの獲得に繋がりました。横展開可能なUGCプラットフォームの構築
地域独自のガイドコンテンツ造成について、対象地域及び別地域でも展開を予定しており、UGCプラットフォームとなる基盤と併せて今回の事例を活用していく土台作りができました。今後目指す姿
全国の様々な地域で大学・事業者等との連携体制を構築し音声ARのUGC化を目指す
本実証事業4地域だけではなく、他の地域での音声ARのUGC化を図るため、地域や大学・事業者等との連携体制を構築することを目指します。ユーザー増加により2025年域外獲得消費1億円達成
本実証事業にて、八幡平・今治では会員制度を構築しました。この会員制度を活用し、会員数増加を図ることで、域外からの獲得消費額向上を図ります。また、経済効果向上のため、地域商社や観光DMOとの連携体制を構築し、2025年に域外消費額1億円を達成することを目指します。コミュニティへの登録で詳細な事業報告書や
成果報告書をご覧いただけます。会員登録・閲覧は無料、
所要時間1分程度で完了します。