データ標準化と広域連携による販売システムの実証
Yamagata Open Travel Consortium
データ標準化と広域連携による販売システムの実証
銀山・天童・米沢の3つのエリアでは、地域全体の稼働率と稼ぐ力の最大化を目指しています。
本事業では、宿泊・体験・ツアー等の観光コンテンツを複数エリアで同時に予約ができる「広域連携型販売システムの構築・販売」を行います。また、国際標準のデータフォーマットである「HTNG」を活用することで、連携エリア内での主に宿泊施設のデータの統合を容易にします。エリア内の現状や旅行者の動線を広域且つリアルタイムで把握・分析することで、より効果的なマーケティング施策の立案やCRM等に活かす取組を実施します。
課題
天童・米沢・銀山の3つのエリアでは、単一エリアかつ事業者単体での商品販売(宿泊、体験、ツアー等)が主となっています。そのため、地域や事業者を横断したデータ活用や複数の事業者の商品をまとめて販売する仕組みがなく、旅行者の周遊や長期滞在の促進が難しいという課題を抱えています。
取組内容
本事業では、複数エリアで観光コンテンツを同時に予約できる「広域連携型販売システム」を構築しました。本システムを構築したことで、エリアを跨いだ旅行者の周遊促進に繋がり、連携エリア内での宿泊施設のデータの統合が容易になりました。また、本システムを通じて、エリアの現状や旅行者の導線を広域且つリアルタイムで把握・分析することで、効果的なマーケティング施策の立案やCRM等に活かす取組を行いました。
事業の成果
エリアで観光コンテンツを同時予約ができる「広域連携型販売システム」を構築し、旅行者の利便性向上を実現
宿泊や体験等の観光コンテンツを複数エリアで同時予約ができる「広域連携型販売システム」を構築したことで、エリアを跨いだ旅行者の周遊促進に繋がりました。しかし、「広域連携型販売システム」のリリースが地域の宿泊事業者との調整状況等により遅延し、リリースした際にはすでに直近の宿泊施設の在庫が不足していたため、KGI達成に繋げることができませんでした。エリア状況を把握するBIツールを導入することで、データを活用した施策検討に繋げ、観光消費額向上に寄与
各エリアの宿PMSを地域PMSと連携させ、エリアの宿泊状況が把握できるBIツールを構築したことで、これまで入湯税ベースでの入込客数等しかわからず、肌感覚であったエリアの状況が具体的に分かるようになり、各エリアでのマーケティング施策の検討を進めることができました。コミュニティへの登録で詳細な事業報告書や
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