快適な周遊、旅を満喫する箱根温泉まるごとDX事業
箱根温泉DX推進コンソーシアム
快適な周遊、旅を満喫する箱根温泉まるごとDX事業
箱根エリアでは、交通や観光状況の可視化による「交通の最適な分散」と、多彩な観光コンテンツを活用した旅行者の「周遊性の向上」を目指しています。
本事業では、箱根観光デジタルマップの構築、バス交通のGTFSフォーマットの対応、BtoB向けのデータのオープン化を行います。
旅行者に対して、自身の興味関心に沿ったレコメンドや、リアルタイムの混雑・渋滞の予測等、観光地において旅行者の周遊を促進するために必要な情報を、旅マエ・旅ナカで提供することで、旅行者の満足度と観光消費の向上を目指します。
課題
箱根エリアは、首都圏を中心に年間2,000万人が来訪する一大温泉地です。一方で、交通渋滞の慢性化等の課題を抱えています。このような状況において、渋滞予測や駐車場の満空情報、飲食店の混雑等の観光情報の提供が不足しており、より効果的に「周遊性を向上しながら旅行目的数を増やしていくこと」が重要ですが、有効な打ち手が打てていない点が課題として挙げられます。
取組内容
本事業では、旅行者の利便性向上、消費拡大を図るために、交通機関の混雑、GTFSフォーマット対応、駐車場の満空情報、渋滞情報、飲食店混雑の可視化を行い、観光周遊ルート・マップの表示、デジタルクーポンの発行、ガイドツアーマッチング・予約、箱根観光デジタルマップを構築しました。また、BtoB向けにデータのオープン化を行い、旅行者を空いている時間帯・時期・場所へ誘導する最適な情報を提供することで、周遊を促進し消費拡大に取り組みました。
事業の成果
箱根観光デジタルマップの活用により、旅行者の行動変容や地域内の周遊を促し、消費拡大につなげる
宿泊、交通、自治体、県警等の多岐にわたる事業者・団体等の協力を得て、観光に関わるデータを収集、統合し、箱根観光デジタルマップを構築しました。マップ上で、混雑状況を考慮した空いている観光ルート等の提案やデジタルクーポンの発出等をすることで、旅行者の消費拡大や地域内の周遊を促すことできました。本取組は「オーバーツーリズムの未然防止・抑制に向けた対策パッケージ」に掲載されたほか、旅行者への認知拡大に向けてSNS、バナーの活用やメディアの活用したことで、約1万人/月の閲覧数を獲得でき、多くの旅行者の行動変容に繋がりました。コミュニティへの登録で詳細な事業報告書や
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