志賀高原観光DX推進による域内経済の活性化実証事業
志賀高原観光DX
推進コンソーシアム
志賀高原観光DX推進による域内経済の活性化実証事業
志賀高原観光協会公式Webサイトを基に、直販サイトの構築と観光情報プラットフォームの改善を図り、顧客・予約・消費のデータ分析・活用を行い、域内回遊や再来訪を促すCRM施策を実施し、スノーリゾートとしての価値設計・マーケティング改革と顧客基盤強化、夏季も含めたマウンテンリゾートとしてのブランドの形成を目指していきます。
課題
日本有数のスキーリゾート地としての地位を確立している志賀高原エリアですが、顧客情報を収集・利活用するための基盤がなく、データを分析して顧客に応じたCRM（顧客関係管理システム：Customer Relationship Management）施策を打てないことや、直販サイトが整備されていないため、旅行代理店利用によるコストの増加といった課題がありました。
取組内容
志賀高原観光協会公式Webサイトをベースに、宿泊の予約・在庫管理やCRM施策を一元管理できる観光情報プラットフォームを構築し、データ分析を行いながら事業者の業務効率化や高付加価値なサービス提供に取り組みました。また、サイトをリニューアルし、予約機能のUI/UXの改善、宿泊サイトへの誘導強化、エリア毎の魅力紹介ページの新設等の顧客の利便性向上に資する取組を実施しました。
また、地域の連携体制構築のため事業者を集めた説明会（実証事業の概要やKGI/KPIの共有、観光DXやCRM施策の必要性のレクチャー等）、プラットフォームやプランメイカーの活用勉強会、回遊や再来訪促進を検討するワークショップ等を開催しました。
事業の成果
観光情報プラットフォームの構築とCRM施策による売上拡大
会員DBに登録されている顧客へメールでのCRM施策やGoogleAnalyticsを活用したターゲティング広告を実施したことにより、サイトへの平均アクセス数が大幅に向上し、宿泊予約も増加し売上高の目標を達成しました。地域一体でDX推進に取り組む連携体制の構築
地域事業者に対して説明会や勉強会等密な連携を図ったことで、当事者意識と地域一体でDX推進に取り組む機運を醸成し、今後の自走化に向けた連携体制を構築することができました。今後目指す姿
情報分析によるユーザー体験価値の向上で2024年度志賀高原観光協会サイト直販売上高3億円を目指す
直販サイトで収集したデータ（メールアドレス、居住地、性別、年齢等の顧客情報やアンケート回答による来訪目的等の属性情報）について、より深い分析を行い、その結果を踏まえたCRM施策により、再来訪促進及び観光消費額増加に向けた施策や宿泊予約の向上を図ります。SNS等情報発信の本格化と宿泊予約への導線作り
各SNSフォロワー数について、本年度は質の高い情報を更新頻度高く継続的に発信したことで目標を上回る結果となりました。そこで、次年度は、SNSフォロワー数・Webサイトアクセス数の目標を高く設定するとともに、SNSやWeb広告から宿泊予約へ繋げる施策に取り組みます。
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